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カビ退治は敵を知ることから

カビの発生メカニズム

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地球が誕生して約45億年といわれる歴史の中で、30数億年前にはすでに存在していたとされる微生物。それが“菌の一種”である
カビです。元々の生育場所は土の中で、無数の種類のカビが太古の昔から身をひそめて生き延びてきました。ではなぜ、土の中にいるはずのカビが私達の住まいや食べ物、衣類などに移り住み姿を現すようになったのでしょうか。その謎を解くカギは、驚くべきカビのライフサイクルにあります。
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カビの一生

それは非常に小さな胞子に始まり、植物のように発芽し、細胞分裂しながら成長します。やがて菌糸が伸びて成熟すると新たな胞子を作って空気中に舞い上がり、動物や鳥、昆虫に付着したり、風に乗って移動し新たな場所に着床。そこで再び発芽・成長・胞子飛散を繰り返す。そう、つまりカビの一生はエンドレス。空気中を自在に移動しながらいつでもすぐそこにいて、適度な湿気と栄養のある場所ならどこにでも着床・発芽・成長を繰り返し、私達の暮らしに入り込むチャンスを伺っているかのようです。
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日本はカビ王国

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昔から日本の気候は“温暖多湿”。カビが取り付きやすい最も良い条件が整った国と言えます。とりわけ梅雨は、私達人間にとって暑さと湿気というとても厳しい時期ですが、逆にカビにとっては最も好む条件が整ってしまう時期。だからこそ、日本には古来よりカビと共生しながら、できるだけ快適に過ごせるようにという暮らしの知恵がありました。
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住まいは夏をむねとすべし

“徒然草”のなかに上記の言葉があります。冬は着込んだり、火鉢、囲炉裏などで寒さをしのげました。しかし日本の夏の暑さ、とりわけ湿気に対しては服を脱ぐにも限界があります。また、湿気が多い家ほど病人が多いとも言われ、夏の湿気対策さえできれば一年中大丈夫だという考えからきた言葉のようです。
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